【2025大河ドラマ】次の大河は浮世絵プロデューサーの蔦屋重三郎(横浜流星)が主人公! 『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~』に大注目!

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NHK公式より

2025年1月からNHKで放映される大河ドラマの情報が発表されました!

その名も「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」

葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽など…世界的に有名な浮世絵師を発見し世に送り出してきた、江戸の浮世絵プロデューサー・蔦屋重三郎が主役です。

ほくさいぬ

わしを見つけてくれた恩人が、大河ドラマの主人公だと?!

今回は江戸時代、とりわけ浮世絵が発展した化政文化を研究している我々が、大注目の大河ドラマを徹底的に深掘りしていきたいと思います!

ちなみに、葛飾北斎の一生を描いた映画『HOKUSAI』に、蔦屋重三郎(阿部寛)が登場します。

過去に映画のレビューを書いたことがあるので、よかったら読んでみてください。

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目次

あらすじ

親なし、金なし、画才なし

ないない尽くしの生まれから

『江戸のメディア王』として

時代の寵児になった快男児の一生を描いた

エンターテインメントドラマ。

18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。

蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。

血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。


折しも、時の権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。

蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。

33歳で「江戸のシリコンバレー」こと、日本橋通油町に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。

蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。

その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。

しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。

代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。

周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…

蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。

命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった…

NHK公式より(https://www.nhk.jp/g/blog/nk1mmr3s892

蔦屋重三郎はどんな人?

版元として出版物に登場した肖像画 出典:Wikimedia Commons

主人公の“蔦重”こと蔦屋重三郎(1750〜1797)は、耕書堂(こうしょどう)という江戸切手の大手出版社の版元(今で言うプロデューサー)でした。

喜多川歌麿の多数の名作や、東洲斎写楽の全作品の出版を盛んに行い、時代の出版ブームをけん引する、「浮世絵の黄金期」を築いた人物でした。

ほくさいぬ

ドラゴンボールの鳥山明先生を見出した鳥嶋和彦さんって感じだね。

蔦重は、江戸郊外にある吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ。

その後は、引手茶屋(遊客を遊女屋に案内する茶屋)の養子となり、本屋(貸本屋)を経て、出版業を始めました。

その後、女を描けば江戸随一の喜多川歌麿との出会いから、多色摺の狂歌絵本や錦絵などを送り出し、ブランドを確立しました。

ほくさいぬ

ちなみに、レンタルビデオで有名な「TSUTAYA」は、創業者が営んでいた屋号が「蔦屋」だったことに加え、蔦屋重三郎にあやかって名付けられたとも言われているよ!

代官山の蔦屋書店

主役は横浜流星さん

横浜流星(よこはま りゅうせい)さんは、今をときめく人気俳優で、モデルや歌手としても活動しています。

爽やかなルックスと演技力で、多くのファンに支持されており、特に若い世代に人気があります。

お名前のとおり、神奈川県横浜市出身です。

横浜さんは2012年1月、『仮面ライダーフォーゼ』にてテレビドラマ初出演を果たしました。

その後、2019年のドラマ『初めて恋をした日に読む話』で一躍ブレイク!

空手の有段者であり、極真空手では世界大会で優勝した経験もあります。

この武道経験が、彼のアクションシーンでの迫力ある演技に活かされています。

ほくさいぬ

せ…世界大会で優勝ってどんだけスペック高いの?!

彼のクールな外見とは裏腹に、真面目で努力家としても知られ、共演者やスタッフからもその人柄が評価されています。

現在、テレビやCMに引っ張りだこのようですね。

ご本人のコメント

クランクインから1週間たちましたが、ドラマ冒頭のシーンから撮影できたので、すごく気持ちが入りました。 京都というすてきな場所で撮影をして、いま蔦重として生きています。これから1年半、蔦重とともに成長していけたらと思っています。
大河ドラマはスケールが大きいですね。時代劇は、舞台では経験がありますが、映像は初めてなので、監督や所作指導、方言指導の方々など、スタッフのみなさんと相談しながら、一緒にキャラクターを作っています。
蔦重は、飛び抜けて明るいキャラクターです。度胸もあって責任感もあり、でもダサさもあってとても人間くさく、共感できることがたくさんあります。(NHK公式よりhttps://www.nhk.jp/g/pr/blog/bwc8-vnm_2_l/

作者は森下佳子さん

代表作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』、『白夜行』、『JIN-仁-』、『とんび』、『ごちそうさん』、『天皇の料理番』、『おんな城主 直虎』、『大奥』などなど…

数多くの有名ドラマや映画を担当した脚本家さんです。

最近では、2024年『ブラック・ジャック』(テレビ朝日系列)にて、ドクターキリコの性別を男性から女性にするなど原作から真逆の改変を行ったため、強い批判を浴びたりもしたようですが、過去の作品からして実力派なのは間違いありません。

ほくさいぬ

大河ドラマは『おんな城主 直虎』以来の2回目みたいだね!

執筆によせて

「つた重って知ってます?」と制作統括の藤並さんからお電話をいただいたのは昨年のこと。
むかーしにミッドタウンで展覧会やってた確かキャッチは「江戸のぴあを作った男」だったっけ。

2時間じゃなくて50時間もかけてやると言う。
合戦もない、もちろん天下もとらないし非業の死を遂げるわけでもない、畳の上で脚気(かっけ)で死ぬ本屋のおっちゃんの人生を。
「何やるねん」……きっと、のっけはそういう印象を持たれるんだろうなぁと覚悟している。

だって、私もそう思ったから。

でも、今の私はこの時代に夢中だ。
作品や逸話にほの見える心中には物書きの端くれとして、どうしたって共感してしまう。

「戦」がなくなった時代だからこそ、いかに生きるかどう生きるか、己の価値、地位、富の有無、誇りのありどころ、そんなものが新たな「戦」としておもむろに頭をもたげだした。

それがつた重の生きた時代だ。そのうねりの只中(ただなか)で、波を読み、波に乗り、あまつさえ作り出し、そしてのまれた、つた重。

だからこそ、興味は尽きるところがない。つまり夢中だ。

というわけで、今の私は自分が夢中になったように皆さんにも夢中になってもらえるとうれしいなと思っています。
要はそんなドラマを目指せばいいんだなと考えています。

問題は、私にそれができるかどうかだってことも自覚しております。
至らぬところも多いかと存じますが、私なりに力を尽くしますので、皆様には、何卒(なにとぞ)お引き立てのほど、よろしくお願い申し上げる次第にございます。 (NHK公式より一部抜粋 https://www.nhk.jp/g/pr/blog/89-9yimmx/
 

まとめ

いかがでしたか?

放送予定は2025年1月5日(日)です!

気になる方は公式SNSもチェックしてみてください!

▶公式X(旧Twitter)アカウント

▶公式Instagramアカウント

今後も、「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の情報や考察を発信していきますので、気になる方はぜひチェックしてくださると嬉しいです!

私たちは化政文化にインスパイアされた現代的音楽を制作しています。
ぜひ聞いてくださると嬉しいです。

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この記事を書いた人

化政文化研究家
某芸術大学 日本画専攻卒。日本人らしくありつつ、飾らないのに粋な江戸文化である『化政文化』に魅了され、その魅力を多くの人々に伝えたいと思ってブログを始めました。
普段はジャンルにこだわらず、インタビュー系の動画制作や、動画のテロップ入れなど、映像編集業務全般を担当しています。過去の動画制作数は1000本以上。

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