NHK大河べらぼう/“謎の少年”唐丸の正体は東洲斎写楽で確定か?

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※この考察は、NHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」のネタバレを含みます。

NHK大河べらぼうに登場する謎の少年・唐丸の正体は東洲斎写楽?
ほくさいぬ

唐丸ーー!
どこ行ったー!!!

おーいぬ

渡邉斗翔くんって女の子のように可愛いわね。

第5話では、蔦重(横浜流星さん)といつも一緒にいる唐丸(渡邉斗翔くん)が、ヤクザ崩れみたいな男に何かしらの弱みを握られ、蔦重が働いている店から金を盗み、その後失踪してしまうシーンが描かれました。

失踪した唐丸の生死もわからないままですが、蔦重は生きていることに望みをかけ、もう一度会う時には「唐丸を謎の絵師として売り出す」という約束を果たしてやるのだと、心に誓ったのでした。

これで、唐丸が東洲斎写楽だということはほぼほぼ確定したので、

今回は唐丸=写楽説について改めて詳しく解説していこうと思います!

⇩ちなみに、過去に唐丸の正体は写楽か北斎か考察した記事を書いたので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!⇩

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目次

唐丸=写楽説は確定?

唐丸=写楽説の理由について、冒頭でも少しお話ししたのですが、

蔦重のある“言葉”にヒントが隠されています。

「唐丸を謎の絵師として売り出す」

という言葉の“謎の絵師”というのは、東洲斎写楽のバックグラウンドと非常にリンクします。

また、「鈴木春信のような絵を描かせる」という言葉も、写楽の得意とした人物画を彷彿とさせます。

故に、唐丸が写楽であるという仮説に信憑性が増しているのです。

東洲斎写楽が謎の絵師と言われる理由

以前東洲斎写楽の謎について解説した記事を改めて要約したいと思います。

詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。

国立文化財機構所蔵品統合検索システム https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-471?locale=ja

日本人なら一度は見たことのあるであろうこの絵。

東洲斎写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」です。

彼の名前を聞いたことがある人でも、その正体や生涯について知る人は少ないかもしれません。

わずか10か月間で約140点もの作品を世に送り出し、突然と姿を消した浮世絵師。

彼の正体は、現代になっても未だ明らかになっていません。

これが、写楽が謎の絵師と言われる理由です。

写楽の正体をめぐる有力な説

活動期間が短いだけでなく、名前や経歴についても一切記録が残されていない写楽ですが、

今回は有力視されている2つの説を解説します。

能役者・斎藤十郎兵衛説

現在、最も有力視されている説。

斎藤十郎兵衛は、江戸中村座に所属していた阿波徳島藩主蜂須賀家お抱えの能役者で、舞台芸術に精通していました。

写楽の作品に見られる俳優の演技の深い理解や劇場のリアルな描写は、舞台関係者でなければ難しいと考えられます。

また、斎藤の活動期間と写楽の作品発表のタイミングが重なる点も、この説を裏付けています。

個人的には、

ヤクザ崩れの男が刀を持っていた点から、おそらく彼は腐っても武士。

なので、唐丸が武家である阿波徳島藩主蜂須賀家に関係する子と仮説を立てた場合、同じ武士に弱みを握られやすい格好の的ではないでしょうか。

さらに、阿波徳島藩主蜂須賀家は、もともと羽柴秀吉に仕えた武家。(蔦重の時代には、阿波国で栄えました。)

羽柴秀吉といえば、織田信長の死後、天下統一をした尾張国の戦国大名。

第5話の最後に、「尾張国 熱田で、ある男が一冊の古本屋を手にする」

という意味深なシーンが数十秒だけ描かれる点も、今後の唐丸と何か関係があるのではないかと考えられます。

唐丸が写楽であり、しかも斎藤十郎兵衛の可能性が濃厚に裏付けられる説ですよね!

【大河べらぼう】第5回「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」まとめ より
本当は仲良しなお二人。素敵な写真ですね!

蔦屋重三郎が仕掛けた架空のスター説

写楽が大活躍する頃、蔦重はは数々の浮世絵師や作家を売り出す手腕を身につけており、

「写楽」という架空の人物を作り上げ、マーケティングの一環として作品を発表したのではないかとする説です。

蔦重の大胆な戦略や、写楽の突然の消失がこの説を支えています。

しかし、もし写楽が実在しない人物だった場合、その作品を実際に描いたのは誰なのか?

それがこの物語では、唐丸ではないかとも読み取れますね!

なぜ写楽は消えたのか?

わずか10か月の活動期間の後、写楽は何の予告もなく姿を消しました。

その理由についても、多くの説があります。

写楽の革新的な作品は、当時の浮世絵市場では売れ行きが悪かったとされています。

また、写楽の作品は役者の特徴を誇張して描くため、俳優本人や劇場関係者の不興を買った可能性があります。

ほくさいぬ

いい作品でも、時代が早すぎるというのはよくあることだからなあ…

おーいぬ

写楽が世間に評価されるまでかなりの時間がかかってしまったようね

写楽が姿を消した後、彼の作品は長い間忘れられていましたが、

19世紀後半に浮世絵がヨーロッパで評価されるようになると、写楽の独創的な表現が再発見されます。

特に、フィンセント・ファン・ゴッホエドガー・ドガといった印象派の画家たちは、写楽の構図やデフォルメ技法に強く影響を受けました。

まとめ

【大河べらぼう】第5回「蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)」まとめ より

いかがでしたか?

今後、ますます唐丸の将来に目が離せなくなってきましたね!

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