【べらぼう#1 感想/考察】NHK攻めすぎだろ!コンプラに負けないクリエイターたちの戦いがおもしろすぎる!!【NHK大河ドラマ2025】

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2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」第1話で登場する綾瀬はるか

※この考察は、NHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」のネタバレを含みます。

ほくさいぬ

ついにはじまったね!

おーいぬ

思っていた以上にポップで軽やかな第一話だったね!

主人公・蔦屋重三郎こと蔦重は、葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽など…世界的に有名な浮世絵師を発見し世に送り出してきた、江戸の浮世絵プロデューサー

現代にも連綿と続く文化・芸術の発展に大きく貢献した出版業者でした。

記念すべき第1話では、蔦重の幼少期と、吉原再建に目覚める出来事が描かれました。

さっそく個人的な感想と社会学的な観点からの考察をまとめていきたいと思います!

⇩⇩ちなみに、「蔦重が大河ドラマの主人公に選ばれた理由」を考察した記事もありますので、興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです⇩⇩

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目次

個人的な感想を3行で

①時代劇なのに絶妙な軽さがイイ!

②女郎の人権の無さなどを正面から描き、無闇にコンプラにビビらず当時の社会を堂々と描いているのがイイ!

③色とりどりの着物が美しい!でも街並みは江戸時代の割に清潔感がありすぎる…?

2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」第1話の感想
2025年NHK大河ドラマ「べらぼう」第1話の感想

時代劇なのに絶妙な軽さがイイ!

時代劇といえば、乱世が描かれることが多いので、生きるか!死ぬか!と追い詰められるような重厚なセリフ回しが多いかと思いますが、今回はありません。

最近は従来のような重い台詞回しだと、説教臭く感じてしまう人が多いのではないかという、制作側の思いやりがあるのではないかと思います。

ほくさいぬ

令和の人に見やすいような工夫がされているんだね

さらに、綾瀬はるかさんが吉原遊郭にまつられていた九郎助稲荷(くろすけいなり)の擬人化となって解説を挟んでくれたり、

スマホ(iphone15?)を使ってGoogleマップ上で説明してくれたりしますw

あまりのポップさに、「大江戸博物館」に行った思い出まで蘇ってきました。(いい意味)

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NHK攻めすぎ!!女郎の人権の無さなどを正面から描き、無闇にコンプラにビビらず当時の社会を堂々と描いているのがイイ!

昨今のコンテンツはコンプラを意識しすぎて、せっかくの世界観が台無し…。

なんて残念な作品を目にする機会も少なくありません。

社会的弱者を蔑ろにするのは良くありませんが、かといって時代劇の時代背景を捻じ曲げてしまうのは、それこそ社会問題に関する学びや考える機会を奪ってしまうのではないでしょうか?

べらぼう第1話では、女郎たちの人権の低さ(もはや無いといっても過言ではない者もいる)を堂々と描き、当時の社会の厳しさについて、痛いほど考えさせられます。

また、朝顔(愛希れいか)が、病気にも関わらず食事を食べない描写も、個人的に一番心に刺さりました。

この世から早く消えてしまいたいと言わんばかりの儚げな笑顔が、世を憂いて諦観に沈む人々の心を映し出していたと感じました。

売れない女郎たちが亡くなり着物を脱がされ(着物は売りさばかれる)裸で埋められるシーンなども、なかなかショッキングです。

しかし、これも歴史の上では現実にあった出来ことだ。

ということで目を背けずにこのシーンを作った製作陣の気合いがわかります。

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色とりどりの着物が美しい!でも街並みは江戸時代の割に清潔感がありすぎる…?

なんといっても女郎たちの衣装が鮮やかで美しいです。

友禅染が栄えた時代にぴったりな上品な華やかさと色の組み合わせが心を躍らせてくれます。

日本人が得意とする、中間色の美しさも際立つ、まさに「目に保養」の衣装でした。

衣装デザインを手がけるのは、ファッションクリエイターの伊藤佐智子さん。

近年の主な参加作に、映画『陰陽師0』(2024年)、Netflix「阿修羅のごとく」(2025年)など。東京2020 パラリンピック開会式衣装ディレクターなど、大活躍している方です。

ただ一つ気になったのは…

街並みが江戸時代の割に清潔感ありすぎませんか…?

海外の映画をよく見ているので、服の破れや土で汚れた爪、足など…

そういったところにリアリズムを感じてしまうので、べらぼうの世界観に少し物足りなさを感じてしまう時もありました。

ただ、中国や韓国の時代劇を見ると、日本を超えた清潔感を醸し出している作品もあるので、これはもしかしたら東アジアのコンテンツの特徴なのかもしれません。

そういった国や地域の特徴を比較すれば見えてくる面白い表現だとも思いました♪

江戸後期(化政文化)と令和の共通点

次は、社会学的な観点から考察していきたいと思います。

べらぼうの舞台となる江戸後期は、人々の格差が鮮明となり、利権をめぐって役人と商人との癒着が著しかった拝金主義全盛期でした。

これだけでも「令和と一緒だな〜」なんてよぎってしまうほど、最近世知辛いですよね。

特に吉原の場末である河岸見世の女郎たちが、満足に食事ができないほど困窮して、あまりものの皿を舐めている姿に、物価が上がって野菜が買えない話を思い出してしまいます。

こういったドラマと、現代を、照らし合わせて見えてくる共通点に、人々は共感してしまうのだな…。

と思いながら、ドラマに釘付けでした。

吉原再建に目覚める蔦重

困窮する女郎たちを救ってほしいと田沼意次(渡辺謙)に懇願するも、

「お主は吉原のために何をしているのだ?」

と言われる蔦重。

その後、上司から三日三晩樽に閉じ込められるという重い罰を受けますが、そこで閃いたのが吉原再建。

小遣い稼ぎ程度の貸し本商売で吉原を盛り上げるというアイデア。

お上に文句ばかり言うのではなく、自分で雇用・商品を「生産する」というポジティブな姿に元気をもらいました。

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まとめ

いかがでしたか?

べらぼうはアマゾンプライムでも見ることができます!

みんなで一緒にべらぼうを楽しみませんか?

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今後も、「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の情報や考察を発信していきますので、気になる方はぜひチェックしてくださると嬉しいです!

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