2025年1月からNHKで放映される大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」
葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽など…世界的に有名な浮世絵師を発見し世に送り出してきた、江戸の浮世絵プロデューサー・蔦屋重三郎(横浜流星)が主役です。
「蔦屋」と言えば多くの人が大手ビデオレンタルショップ「TSUTAYA」を思い浮かべるのではないでしょうか?
今回は蔦屋重三郎とTSUTAYAの意外な関係性を解説していきたいと思います。
ちなみに他の記事で、なぜ蔦屋重三郎が主人公になったのか?理由を考察した記事を書きました。
気になる方はぜひ読んでみてくださると嬉しいです!⇩
江戸の「蔦屋重三郎」
蔦屋重三郎は、江戸時代の天明・寛政期に活躍した出版業者で、浮世絵師や戯作者(劇作家)の育成・支援を行いました。
彼は特に、喜多川歌麿や東洲斎写楽といった浮世絵師を世に送り出し、江戸の文化を彩る大衆娯楽を広めました。
蔦屋重三郎が経営していた「蔦屋」は、書物や版画を取り扱う出版・貸本業の店舗でした。
現代の「TSUTAYA」
現代の「TSUTAYA」は、日本国内外に展開するレンタルショップおよび書店チェーンです。
この名称は、蔦屋重三郎の名前に由来しています。
現代の「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の創業者である増田宗昭氏は、江戸時代の文化を支えた蔦屋重三郎のように、文化を創出し、共有する場を提供することを目指してこの名前を採用しました。
共通する「文化のプラットフォーム」
蔦屋重三郎と現代のTSUTAYAには、次のような共通点があります:
• 文化の発信:
蔦屋重三郎は浮世絵や戯作を通じて江戸の文化を広めました。
一方、TSUTAYAは本、映像、音楽、さらにはカフェやシェアスペースを通じて現代の文化を発信しています。
• 革新性:
蔦屋重三郎は従来の出版形式にとらわれず、新しい作品や才能を積極的に採用しました。
同様に、TSUTAYAも店舗の形態やサービスにおいて独自の革新を続けています。
まとめ
蔦屋重三郎が江戸時代に果たした文化的役割と、その理念を現代に引き継いだTSUTAYAの存在は、日本文化における「文化の伝播と進化」の象徴とも言えます。
大河ドラマを通じて、彼の生涯を知ることで、現代の文化施設やカルチャーの在り方についても新たな視点を得ることができるでしょう。
「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」の放送予定は2025年1月5日(日)です!
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今後もこのドラマに関する情報や考察を発信していきたいと思います!