※この考察は、NHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」のネタバレを含みます。


9話はマジで面白すぎた!
見てない人には、9話だけでも見てほしいって思ったね!



ついに神回キタ!って感じだね!
現在、テレビでもネットでも大人気の大河べらぼう。
第9話では、蔦重が瀬川の身請けの話を聞いて、初めて自分が瀬川を好きなことに気づきました。
そこで二人は一大決心。
なんと吉原最大の禁忌・足抜けをしようとしたのです。
「想定外のラブロマンス?!」
「蔦重、仕事どうするん!?」
この展開に多くの人たちが画面に釘付けになったことでしょう。



ちなみに足抜け失敗後の折檻は壮絶なもので、
女郎が死んでしまう場合もあったらしい…


最終的には、二人の足抜けは未遂に終わり、
瀬川は予定通り身請けされることとなったのですが、
この瀬川を見受けした鳥山検校という人物、
実はかなりヤバい人なんです…。
今回は、実在した鳥山検校についてと、
べらぼうの瀬川が今後どうなるかを徹底考察していきたいと思います!
⇩⇩ちなみに、他にも大河べらぼうの感想・考察記事を書いていますので、興味のある方はぜひ読んでいただけると嬉しいです⇩⇩


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鳥山検校とは


盲目の坊主・鳥山検校(とりやまけんぎょう)。
この鳥山が、五代目瀬川を身請けした人物として有名です。
実際はお坊さんではなく、高利貸し屋。
今でいう「そこに愛はあるんか?」でお馴染みのア○フルさんみたいな存在ですね。
鳥山は、この高利貸し屋「当道座」の最高位に就いていた大富豪でした。



「検校」というのは名前ではなく、
この組織の最高位の称号のことだよ
しかも当時、この盲人たちの組織は幕府公認の組織として
税金の免除や、琵琶・鍼灸・按摩などの営業権も独占できるなかなか強力な組織でした。
その組織のトップの財力は言わずもがな…といったところでしょう。



しかも鳥山と蔦重は、幼馴染だったらしい…
しかしながら、実はこの鳥山、
ただの高利貸しではなく
悪名高いやり口で有名でした。
厳しい取り立てはエスカレートしていき、度の越えた借金の取り立てを行い、
その強欲ぶりは次第に江戸幕府に警戒されるようになっていきました。
最終的には幕府から処罰され、
鳥山は全財産没収、そして江戸追放という厳しい罰を受けることになったのです。





弱いものをいじめやがった罰だ!
ざまあ味噌漬けwwwwww



鳥山はともかく、瀬川はどうなっちゃったの…?
その後の瀬川については、残念ながら明確な記録が残っていません。
鳥山が処罰される前後に、他の人物の妻になった…
あるいは武士の妻になった…大工の妻になった…
という噂話があるそうです。



鳥山を演じる市原隼人さんが盲目の役作りのために装着している
コンタクトレンズは、実際に視界が悪くなるらしいよ!


べらぼうで描かれる瀬川の未来を考察
次回の予告では、
白無垢の瀬川が吉原を旅立つというシーンをチラ見せさせられました。
「その後 瀬川は、幸せに暮らしましたとさ」
とでも言いたくなるような切なくも美しい門出でしたが…
実在した鳥山検校の人生をなぞるのであれば
瀬川が幸せに暮らしていくのは難しそうですよね。
そこで個人的な考察では2つの未来が予想できました。
①武士の妻として生きた説
先ほど、その後の瀬川について少し触れましたが、
明確な記録が残っていないながらも
武士の妻になったという噂話があるようです。
武士の妻になりながらも、蔦重の仕事がうまくいくように
江戸幕府側に何かしら働きかけてくれるのではないでしょうか。
べらぼうのOPを見ると、物語で起きる出来ことが時系列に描かれているような気がします。
瀬川が身請けしたようなシーンの後に、幕府の大奥のようなものが描かれるので、
この後は、幕府側の物語もどんどん進んでいくと思いますが、
そこに瀬川が絡む可能性を感じました。
大奥は、将軍の妻子とそのお世話役が在籍する場所なので、
瀬川が在籍することはないと思いますが、
今後もべらぼうに登場してくれる可能性が増えるので好都合でしょう。
②蔦重のもとに帰る説





正直みんながコレを望んでいると思うわ!
鳥山が失脚したのち、行き場を失った瀬川は、
蔦重を頼って訪ねるのではないかと思います。
まさか吉原の中で蔦重と一緒に暮らしていくことはできないと思いますが、
鳥山が失脚するのは、瀬川を身請けしてから3年後。
この3年の間に、蔦重が順調に仕事を大きくしていけば
吉原の外で瀬川と店を切り盛りできる可能性もありますよね!
むしろそれを望んでいます!



瀬川には本当に幸せになってほしいわ!(涙)


まとめ
9話は一瞬も目が離せない神回となりましたね!
瀬川が好きだという気持ちに気づいた蔦重も、
仕事そっちのけで足抜けを考える若さも、
松葉屋のご主人と女将さんの一枚上手っぷりも、
そして最終的には、身請けを受け入れてしまうリアルさも
全てが綺麗にまとまった圧巻の回でした!
さすが大河ドラマ常連の脚本家・森下さんですね!
これを機に、みんなでべらぼうを楽しみませんか?
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今後も、「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の情報や考察を発信していきますので、気になる方はぜひチェックしてくださると嬉しいです!
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